うつ病チェックで早期発見|早めの治療が早期回復への近道

医療

医療機械ではわからない

笑顔の女性

抑うつ状態でないか調査

現在通常行われているレントゲンや、脳波、触診、CTなどではうつ病を見つけることはできません。精神疾患のうち検査で判明するのは、てんかんなどの一部の病気だけになっています。他の病気と心の病気が違う点は、医療機械では病気がわからないという点にあります。検査で診断ができないのは、うつ病の原因がまだはっきりと解明されていないからで、うつ病患者の脳内では脳内伝達物質の異常があることは知られてはいますが、この異常は複雑になっていて、現在の医療では診断まではできないというのが現状になっています。そのためにうつ病の診断は、患者のあり方を知ることが第一歩となってきます。あり方というのは、その人の表情や、行動の様式、考え方など病気になる前とどう変わっていったかを調べていきます。病気による変化を知るためには、病気の前の状態をよく知っている、家族の意見が非常に役に立つことになります。また日ごろから、うつ症状のレベルが確認できるチェックシートなどを使って、自分がどれくらい抑うつ状態なのか調べることも有効になってきます。

医者は問診から診断する

医者はいろいろな事柄について患者さんに聞いて病気の診断をします。症状は長く続いているかとか、食欲はあるか、睡眠はよくとれているかなど様々な問診で病気の診断を行います。そして病気の原因となっている心の問題の出来事を聞き出していきます。うつ病の患者はつらいことがあっても、自分の努力で克服をしようとするために、とても苦しんでいます。直接聞き出そうとしても自分の中に問題を収めてしまって、他人に知らせないようにすることもあります。また明るい表情で質問に答える、ほほえみうつ病の人や、身体の症状だけが目立つ仮面うつ病の人もいますので、チェックシートを使って診断することもあります。チェックシートには自分でチェックを行うものや、他の人が患者を診てチェックするものが分けられています。うつ病は本人ではなく第三者が気が付くことが多い病気の一つともなっています。頻繁に体の不調を訴えるとか、無口になって質問してもはっきりと答えないとか、話し方がのろのろしてきたなど日ごろからチェックすることも大切です。